脱毛は皮膚科が安全?美容外科やサロン、医療クリニックと違うの?
ここ数年、女性の脱毛はすごく身近なものになり、街を歩けば色々なところで脱毛の看板を見かけると思います。
ですが、よく見てみると〇〇皮膚科、○○美容外科、○○サロンなど名称は様々!この違い知っていますか?と聞かれてほとんどの人が知らないと答えるはずです。
どれも脱毛店だってことは分かると思いますが脱毛は肌トラブルのリスクを伴うもの、どこが一番安全なのかと悩む女性も少なくありません。
このようにどの脱毛店が安全なのかと考えている人は、以下の様な疑問を持っているようです。
● 「脱毛ってリスクあるよね・・・できれば一番安全なところで施術してもらいたいな!」
● 「脱毛するなら皮膚科が安全かな?サロンと何が違うのかが分からない・・・」
● 「脱毛したいけどお肌が心配・・・皮膚科で脱毛すると安全安心だろうか?」
● 「剛毛だから脱毛したい・・・皮膚科と美容外科、脱毛するならどっちがいい?」
もしかするとあなたも同じような疑問を持ち、当ページにご訪問頂いたのではないでしょうか?完了すればツルスベになる脱毛ですが、全くのノーリスクという訳ではありません。
そこで今回は、脱毛は皮膚科が安全?をテーマに、脱毛店の名称の違いや安全なところについて詳しくまとめてみました。
もちろん、名称や安全なところだけではなく全身脱毛してくれる皮膚科もご紹介していますのでご興味があるようでしたら是非ご覧になってください。
脱毛は皮膚科(医療脱毛)が安全?脱毛サロンは?
医療レーザー脱毛といえば、レジーナクリニック、湘南美容クリニック、リゼクリニックなどが有名ですよね。
でも、どこが安全なの?と聞かれるとなかなか答えはでないと思います。
そこで脱毛は皮膚科(医療脱毛)が安全なのかを詳しくまとめてみましたので、脱毛サロンとの違いなどをしっかりチェックしておきましょう。
そもそも皮膚科の脱毛と医療クリニックや美容外科の脱毛は違うの?
脱毛店には色々な名称がある!あまり気にしてなかったという人もいると思いますが、注意してみると確かに若干違いがあることに気づくと思います。
そこで各脱毛店(医療脱毛)の名称や診療科目を見てみると、
脱毛店 |
名称・診療科目 |
---|---|
美容皮膚科 |
|
美容外科 美容皮膚科 美容歯科 |
|
美容皮膚科 |
|
美容皮膚科 |
|
美容専門クリニック |
|
美容皮膚科 |
全部〇〇クリニックなのに診療科目名は各クリニックで違います。
ちなみにクリニックとは一般的には診療所を意味している名称でクリニック=脱毛という解釈は間違いです。
また、診療科目ごとの対象範囲は、
- 皮膚科:湿疹や皮膚炎、アトピーといった疾患の治療など
- 美容皮膚科:シミ治療、レーザー治療及び脱毛、ダイエットなど
- 美容外科:眼、鼻、皮膚など形状を美しくするなど
このようなことを対象としていますが、だからといって各クリニックで施術できる医療レーザー脱毛は機種や脱毛部位、そして料金といったところが違うだけで医療レーザー脱毛を受けられるといった点は同じです。
そもそも医療レーザー脱毛機自体は免許を必要としません。医療機関であり、扱うスタッフが医師もしくは看護師であれば使用することは可能です。
皮膚科の脱毛と脱毛エステサロンの違いは?
皮膚科と脱毛エステサロンはどちらも脱毛できるところとして知られていますが、皮膚科と脱毛エステサロンでは明確な違いがあります。
皮膚科と脱毛エステサロンの違い1.脱毛機の種類
双方共に光を利用した脱毛方法という点では同じです。しかし、医療機関かどうかの違いで以下の様に扱える脱毛機の種類が異なっています。
- 皮膚科:医療レーザー脱毛機
- 脱毛エステサロン:光脱毛機(フラッシュ脱毛)
このように皮膚科は医療機関なので毛根組織を破壊できる医療レーザー脱毛機の使用はOKですが、エステサロンだと破壊できない出力の弱い光脱毛機に限られます。
毛根組織の破壊を目的とした脱毛は医療行為とされているので、医師や看護師が常駐していない脱毛エステサロンだと扱うことが許されていないのです。
皮膚科と脱毛エステサロンの違い2.脱毛時の痛み
脱毛店の公式サイトなどを見ると脱毛の痛みを「輪ゴムをパチンと弾いたような痛み」と表現しています。
この痛みの表現は光を使った脱毛機でよく使用される言葉ですが、光の出力が違えば痛みももちろん異なります。
結論から申し上げると痛いのは皮膚科の医療レーザー脱毛、レーザーを照射し熱で毛根組織にダメージを与えるたびにパチンパチンと連続して痛みを感じると言われています。
もちろん、痛みの感じ方には個人差があるので全員が同じレベルの痛みを感じるとは限りませんが医療レーザー脱毛は痛いというのが一般的な評価です。
皮膚科と脱毛エステサロンの違い3.治療と薬の処方
脱毛には肌トラブルのリスクもあります。もし、トラブルが発生し悪化した場合には、治療や薬が必要になってきますが、こういった医療的行為は医療機関である皮膚科でしか受けることができません。
したがって脱毛エステサロンで肌トラブルが発生し治療などを必要とした時には、自己判断や脱毛エステサロンの紹介で皮膚科に行くことになります。
皮膚科と脱毛エステサロンの違い4.施術回数と施術期間
照射レベルが違うので、脱毛効果と施術期間にも大きな差が生じてしまいます。
まず皮膚科ですが、施術回数は5〜10回、施術期間は1年前後が平均的な目安です。
一方、脱毛エステサロンは皮膚科の2倍程度の回数が必要と言われており施術回数は10〜15回、期間は2〜3年くらいが一般的です。
皮膚科と脱毛エステサロンの違い5.脱毛料金
双方の料金を比較してみると、以下の様にリゼクリニックや湘南美容クリニックといった医療レーザー脱毛を扱っている皮膚科の方が料金が高い傾向にあります。
脱毛店 |
脱毛部位 |
料金 |
|
---|---|---|---|
脱毛エステサロン
|
両ヒザ下 (Lパーツ) |
1回あたり9,000円 |
|
両ヒザ下 (Mパーツ) |
2,500円 |
||
ひざ下 (Lパーツ) |
1回7,000円 (6回コースを1回あたりで割った場合) |
||
医療クリニック
|
ひざから足首脱毛 |
1回34,800円 |
|
両膝下 |
1回17,410円 |
このように各社バラバラですが脱毛エステサロンは1万円以下、皮膚科は1万円以上になっています。
効果は高いけど料金も高いのが皮膚科、効果は皮膚科より劣るけど安いのが脱毛エステサロンって感じですね。
また、リゼクリニックと湘南美容クリニックの価格差が大きいのは、脱毛が保険適用外の自由診療である為、皮膚科で脱毛を受ける際には複数の皮膚科を比較しながら決めた方が良いかもしれませんね。
結局どこで脱毛するのが一番安全なの?
光を利用した脱毛は、毛嚢炎、赤み、ヒリヒリといった肌トラブルのリスクも抱えています。
私は大丈夫と思っているならちょっと危険!どんなにお肌が強いからといって絶対に肌トラブルが発生しないとは言いきれません。
もし、顔などでトラブルを起こした時は帽子を深く被ったり、マスクをするといった対応が必要かも?ただ、ずっと隠し通すことは難しいですよね。
ですから、「万が一肌トラブルが発生したら・・・」このように考えた場合には、治療や薬の処方がすぐにできる皮膚科(医療クリニック)の方が安全です。
脱毛の痛みが心配!脱毛サロンに麻酔ってある?皮膚がんのリスクは?
レーザーを駆使した脱毛は、光をメラニン色素に反応させ発生した熱で毛根組織を破壊していきます。
この時、パチンパチンと輪ゴムを弾いたような痛みが発生し、人によっては耐えられないほどだと言われています。
また、照射するレーザーが原因で皮膚がんになるのではと不安を感じる人も・・・。
こういった色々な不安を抱えたままだと脱毛する前からストレスを感じてしまいますよね。
そこで皮膚科ではなく脱毛サロンに麻酔はないのか?そして脱毛に皮膚がんのリスクはないのか?について詳しくまとめてみたいと思います。
安全だけど痛いのに弱い場合は脱毛サロン?麻酔ってないの?
皮膚科の脱毛は脱毛サロンと比べれば、肌トラブルに対する準備は万全かもしれません。
しかし、痛みはどうなんでしょうか?皮膚科の医療レーザー脱毛は照射レベルが高く痛みが強いと言われています。
もし、肌トラブルではなくて痛みが心配という人は脱毛サロンの方が適している可能性もあります。
脱毛サロンに麻酔はあるの?
そもそも麻酔とは医療行為にあたりますから、医療機関ではない脱毛サロンで扱うことはできません。麻酔が使えないなら痛いじゃん!と思いますよね。
ですが脱毛サロンの光は毛根組織を破壊できるレベルではないので皮膚科に比べるとあまり痛くないと言われています。
ただし、痛みの許容レベルにはかなりの個人差があるので、全く痛くないと言う人もいれば痛かったと感じる人もいます。
どういった痛みなのかを実際に知りたい時は脱毛店で実施しているパッチテストを受けるといいでしょう。
ちなみに皮膚科で扱ってる麻酔は、
- 笑気麻酔
- 麻酔テープ
- 麻酔クリーム
といったものが使われています。
もちろん、皮膚科ごとに扱っている麻酔は違いますし、別料金として請求されるケースがほとんどです。
脱毛で皮膚がんになる事ってあるの?脱毛の副作用とかある?
皮膚科ではレーザーを照射するので「もしかして皮膚がんになるのでは?」と心配している人も多いようですが、医療レーザーは紫外線ではありませんから皮膚がんのリスクはありません。
実際にリゼクリニックのQ&Aでは、Q:レーザー脱毛で皮膚がんになるなど、身体に害を及ぼすことがありますか?という問いに対して「ありません」と明確に否定しています。
しかし、皮膚がんのリスクがないだけで硬毛化や増毛化といった副作用はあるかもしれません。
硬毛化や増毛化とは、その名の通り脱毛照射後に毛が硬くなったり増えてしてしまう現象のこと!うなじや背中、そして太ももといった比較的毛が薄いところに症状が表れると言われています。
残念ながら原因ははっきりと解明されていませんが、根気よく脱毛を続けていけば次第に毛は抜けていくようです。
皮膚科で全身脱毛してくれる所ってある?
あそこも脱毛したい、ここも脱毛したいと色々脱毛していくうちに結局全身を脱毛する女性も多く、最近は全身ツルスベ女子もだいぶ増えてきたように感じます。
こういった全身の脱毛を希望する人が増えているからなのか皮膚科の医療レーザー脱毛では全身脱毛メニューを用意しているところも少なくありません。
例えば、最短8ヵ月脱毛で話題のレジーナクリニックでは顔とVIOを除いた全身脱毛が5回で189,000円、この価格は業界最安値です。
その他にも、
脱毛店 |
脱毛メニュー |
料金 |
---|---|---|
パーフェクト全身脱毛6回 (顔とVIOを除く) |
298,000円 |
|
全身脱毛5回 (顔とVIOを除く) |
299,000円 |
|
全身脱毛5回通常プラン (VIOを除く) |
288,750円 |
|
|
全身脱毛5回 (顔とVIOを除く) |
233,280円 |
と結構色々なところで全身脱毛を用意しています。
でも、どこも料金はちょっと高め!レジーナクリニックの価格にはやっぱりかなわないみたいですね。
また、脱毛店の回数を見るとほとんどが5〜6回の設定になっています。
なぜ?と思うかもしれませんが、皮膚科の医療レーザー脱毛は脱毛サロンより照射レベルが高いので5〜10回の照射で脱毛が完了すると言われています。
その為、皮膚科の回数プランでは5〜6回が多くなっており、まずは5〜6回コースから始めて効果が低かった場合には単発で脱毛を追加というパターンで契約する女性も多いようです。
全身脱毛なら脱毛サロンとどちらがいい?
脱毛サロンの光脱毛と皮膚科の医療レーザー脱毛を比べた場合、照射レベルの違いにより最終的な脱毛効果に差が出てしまいます。
回数を重ねれば照射レベルの低い脱毛サロンでもツルスベ肌は実現可能ですが、ツルスベ状態を維持できる期間は皮膚科に比べて短く、毛は必ず再生すると言われています。
あまり露出しない部位であれば、多少再生しても隠せるので大丈夫かもしれません。しかし、露出度の高い顔などの場合はちょっと厄介ですよね。
このように全身脱毛で高い脱毛効果を第一に考えた時には、やっぱり皮膚科(医療クリニック)の全身脱毛がオススメです。
今回は、脱毛は皮膚科が安全?と題して、詳しくまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?体に直接レーザーを照射するので不安を感じるのは当然だと思います。
でも、その不安は脱毛の知識を高めれば次第に解消していくはずです。安全性の高い皮膚科の医療レーザーにするか、それとも痛みの少ない脱毛サロンにするかは最終的にはあなた次第です。
ただし、ムダ毛のない状態を長期に渡りキープしたいのなら皮膚科がベストかも?あなたに適した脱毛店を一刻も早く見つけ出し、誰もが羨ましがるようなツルスベ肌を手に入れましょう。